こんにちは、ライター講師のほりゅちゅこです。(プロフィールはこちら、公式LINEアカウントはこちら)
1月17日、BORDERLESS NIGHT―社会問題を知る夜の上映会―に参加してきました。
参加のきっかけは、ボーダレスアカデミーさんのツイッターをフォローしていたところ、ドキュメンタリー映画上映会の招待券をもらったこと。
実は、ソーシャルビジネスに興味があって、猫の殺処分問題を解決したいと思っています。
上映されたのは、『ザ・トゥルー・コスト ~ファストファッション 真の代償~』。
華麗なファッション業界の知られざる裏側を描いた作品です。
利益追求による行き過ぎた資本主義と、その犠牲を強いられ低賃金で働く女性たち。
革製品の製造過程で発生する毒性の汚水。
汚染されていく河川と、その水を飲む人々。
病気が蔓延していく村々。
「血でできた服なんて誰にも着てほしくない」
涙を流しながら訴える労働者のひと言に、とても心が痛くなりました。
でも、一人では何も変えることができない無力な自分が、同時にそこにいました。
もし一人でこの映画を観ていたら、"無力な自分"を感じてそれで終わっていたと思います。
このイベントに参加してよかったとより強く思ったのは、上映後のトークショー。
「今すぐ解決できない社会問題に対して、どう折り合いをつけているか?」という質問が出ました。
モデレーターを務めた竹下友里絵さんの回答「長期的な視点を持つこと、自分の解を持つこと」がすごく胸に刺さって。
「今は救えないけど、これからの自分の行動で、10年後何かを変えられるかもしれない。正しいかどうかわからないけど、自分なりの答えを持つことで心持ちが変わると思う」
この映画を観ただけじゃなくて、実は野良猫を見るたびに胸が苦しくなっていました。
「こんなに寒いのに・・・」
「めちゃくちゃ痩せてる・・・」
「でも、もう5匹の保護猫がいて、これ以上は保護できない」
ただただ無力な自分を痛感していたけれど、「長期的な視点を持つこと、自分の解を持つこと」で、地域猫活動の中の不妊去勢手術によって、これから生まれていたであろう猫たちを救えたかなと思えました。
地域猫活動には賛否両論ありますが、私なりに考えた"自分の解"でした。
ボーダレスナイトのみなさん、貴重な機会をありがとうございました。
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